#学校ムリでもここあるよ 2022 キャンペーンに賛同します


2022年8月16日発信

フリースクール こどものSONORA


「学校以外の場でも子ども達を受けとめるよ」「社会全体で子ども達を見守っているよ」

#学校ムリでもここあるよ2022キャンペーンに賛同します


 長引くコロナ禍は子どもたちにも大きな影響を及ぼしていますが、子どもを取り巻く環境はコロナ以前より日本社会において目を背けてはならない大きな問題です。そのような問題に対して、2019年に始まった学校や家庭以外にも居場所や相談場所があることを特設サイトで紹介する「#学校ムリでもここあるよキャンペーン」が今年も展開されます。こどものSONORAは本キャンペーンに賛同します。

 警察庁の統計によると2020年の児童生徒の自殺者数は499人で、1980年以来過去最多となり、翌2021年も473人と年間500人近い子どもが自死を選んでいます。特に夏休みが明ける時期が一年の中で自死率が最も高く、学校という場が、ある子ども達にとって死を選ぶほどの心の負担になり、また周囲にそのことを相談できる関係がないことが想像されます。事実、厚生労働大臣の指定法人・いのち支える自殺対策推進センターの12年間の分析でも、10代の自死が多く起きる時期は夏休み明け、時間帯は登下校の時間帯であり、自死をする前の1番多い発信は「学校に行きたくない」だった事が分析されています。

 こどものSONORAは、学校や家庭以外でも、安心できる居場所や相談場所があることを紹介することで、「学校以外の場でも子ども達を受けとめるよ」「社会全体で子ども達を見守っているよ」というメッセージを発信する#学校ムリでもここあるよ2022キャンペーンに賛同し、子どもが安心してゆっくり過ごせる居場所づくりに努めます。

 またキャンペーン本体では、保護者、学校関係者、地域の居場所運営者を対象に、オープニングイベントを開催します。地域、家庭、学校で、SOSのサインを発している子どもの気持ちに寄り添い、気づく大人を増やすことで、子どもの自死を社会全体で防ぐという趣旨にも賛同しています。


キャンペーン概要

 ①オープニングイベントの開催

  《日時》2022年8月16日(火)14:00 〜 16:30

  《会場》オンライン(Youtubeライブ配信)

  《登壇者》松本 俊彦 氏(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 部長)

       高橋 聡美 氏(中央大学 人文科学研究所 客員研究員)

        モデレーター:生駒 知里(FUTURE DESIGN/多様な学びプロジェクト 代表)

  《テーマ》人には居場所が必要。

  《参加申込》https://cocoaru2022.peatix.com/ より

 ②学校、家庭以外の居場所や相談場所の特設サイト「cocoaru.org」の開設

  《期間》2022年8月17日(水) 〜 9月9日(金)

  《内容》キャンペーン期間中に、フリースクールやこども食堂、冒険遊び場などの子どもの居場所に関する情報ならびに子どもの相談窓口などの情報を特設サイト(https://cocoaru.org/)上で紹介する。合わせて、キャンペーンに賛同する団体・個人の方向けにバナーを提供する。


主催:#学校ムリでもここあるよ2022キャンペーン実行委員会

協力:NPO法人フリースクール全国ネットワーク、多様な学びプロジェクト、

NPO法人チャイルドライン支援センター、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ


<本リリースへの問い合わせ先>

こどものSONORA 029-874-8351 (担当:ししょう)

こどものSONORA

牛久駅から歩いて約15分。 子どもが安心してゆっくり過ごせる居場所づくりを目指すフリースクールです。